給食でもお馴染みの牛乳ですが日本人は、約7割ほどの人が分解する酵素を持っていません。
牛乳を飲めば、カルシウムも取れるし健康的!と考えるのはちょっと、危険です。
日本人と牛乳の歴史
そもそも、牛乳はいつから飲まれるようになったのでしょう?
一般的に飛鳥・平安時代から始まったようですが、本格的に一般市民も飲める状態になったのは、戦後(昭和30年以降)からです。牛乳は、海外から伝わってきたものなのです。
チーズ、牛乳、ヨーグルトがある国といえば、ブルガリアやスイスといった高山地帯でしょうか。
そういった土地に暮らしている民族はカゼインを分解する酵素をたっぷり持っているから、食べても平気なんです。
私たち、日本人はどうでしょう?
元々、農耕民族のお腹にはカゼインが不向きなのです。
特にアジア圏は、分解する酵素を持っていない人が圧倒的に多いと言われています。
カゼインとホエイを考える
牛乳の成分は、カゼインとホエイに分かれます。
問題なのは、カゼイン。
《構成》 カゼイン ホエイ
・母乳 40% 60%
・牛乳 80% 20%
牛乳は圧倒的にがゼインの量が多いことがわかります。
ヨーグルトも牛乳を使って作られているのでカゼインを多く含みます。
日本人は、特にカゼインを消化するのが恐ろしく下手です。
飲んだ牛乳がカラダの中に入って分解されずに腸まで届くと、消化不良のカゼインがチクチクと腸管を傷つけ、炎症を引き起こします。
本来、免疫機能を持っている腸が傷つくことによって、慢性的に炎症を繰り返し、アレルギー反応が起こりやすくなると言われています。
牛乳は麻薬??
カゼインが分解される途中で麻薬に似た成分に変化すると言われています。
麻薬とは、モルヒネのこと。
モルヒネは、強力な鎮痛作用をもたらすため、ガンによる痛みのコントロールをするために使われるもので、非常に中毒性が高いです。
モルヒネに似たものが、脳を刺激したらどうでしょう?
間違いなく、もう一度食べたい!飲みたい!と思いますよね。
知らず、知らずのうちに思考がコントロールされてしまうことがわかります。
牛乳で骨が強くなる?
牛乳には、確かにカルシウムが多く含まれます。
カゼインにカルシウムがくっ付いているので、飲んだ分だけカラダに入ります。
問題は、カルシウムがマグネシウムのバランスが非常に悪い。人間のカラダの中にある電解質は、お互いが微妙なバランスの関係性を保っています。
バランスが悪いことで、カルシウムが上手く吸収されず、逆にカルシウムの排泄を促してしまうと言われています。