近年、デスクワークに力を注ぐサラリーマンが急増しています。身体を動かさないことは健康トラブルを招く大きな原因でもあります。

人は健康だからこそ最大のパフォーマンスで働けるもの。社員の体調をマネジメントすることが、ビジネスの成否を左右します。

「運動したほうが良いのは知っているけれど、そんな時間も気力もない」

しかし、このように諦めてしまっている方も多いようです。

そこで、デスクワークで起こりがちなさまざまな問題を、食事や栄養という観点から改善することを検討してみましょう。

デスクワーク社員に多い健康問題とは?

まずは、デスクワークしている社員がどのような健康トラブルを抱えているのか見てみましょう。

新陳代謝低下による肥満

おそらく、もっとも多くの方が気にしている症状が肥満でしょう。

身体を動かさないことによって、運動不足に陥ります。筋肉が減り、新陳代謝が落ち、太りやすい身体になってしまうということですね。

腰痛や肩こり、頭痛など

腰痛や肩こり、頭痛なども、デスクワークの職業病として知られています。

とくに、姿勢が悪いと身体に負担がかかって、余計にこれらの症状を引き起こしてしまうことになります。

疲れ目や眼精疲労など

「ちょっと目が疲れているかな?」

デスクワークをしていると、このように感じることが多いはず。しかし、「寝れば治る」と思って放置してしまう方は少なくありません。

疲れ目は意外と侮れない症状です。

目周辺の血行が悪くなることから、上に挙げた肩こりや頭痛のほか、薄毛を招くことがあります。

脳の疲れから来る身体のさまざまな症状

デスクワークは身体を使わない代わりに脳を酷使しています。

脳が疲れると自律神経にも影響をおよぼし、肩こりや腰痛、頭痛、不眠、疲労感など、さまざまな症状を引き起こすことがあります。

身体が分かりやすく疲れないため、自覚しにくいということも問題ですね。

デスクワーク社員の健康問題を解決する食材と栄養素

ここまで、デスクワークによる健康トラブルをご紹介してきました。多くの方が思っている以上に、デスクワークは身体に負担がかかっていることが分かるでしょう。

それでは、さまざまな症状に効く栄養素と、それらを含む食材をご紹介します。社員に摂取を促すほか、社食に取り入れるなどできると良いですね。

不飽和脂肪酸(DHA、EPAなど)

魚に多く含まれている不飽和脂肪酸(ω3)は、血液粘度を下げ血管拡張作用・強化することで血栓を予防します。神経細胞膜の流動性が高まり、情報伝達がスムーズとなることで脳の働きをサポートし、体内で引き起こされる炎症を取り除く効果があります。

上記のさまざまな症状をカバーすることができ、まさにデスクワーク社員にピッタリの栄養素だと言えるでしょう。

カリウム

いも類、野菜、果物に多くに含まれているカリウムは、とくに女性に嬉しい栄養素です。細胞内外の浸透圧調整をするため身体の老廃物を排出する作用があることから、むくみに効果があります。また、神経伝達、筋収縮、ホルモンの分泌、細胞膜輸送に関わっています。カリウムは、塩分のとりすぎによる高血圧に対して降圧作用をもたらします。

カリウムは水に溶けやすい性質であるため、調理でスープにして食べるか、野菜は果物を生のままで摂取するとよいですね。

ビタミンB1

豚肉やウナギに含まれているビタミンB1は、神経や筋肉の疲労回復効果があります。糖質のエネルギー産生に関わる補酵素であり、糖質の代謝に関わります。不足することで、エネルギー産生が上手くいかなくなり、全身倦怠感、浮腫といった症状を引き起こします。

肩こりや腰痛、疲れ目や眼精疲労など、長期間デスクワークしている社員の悩みをまとめてサポートしてくれるでしょう。

糖質

仕事しているときに甘いものが欲しくなる方は多いはず。本能的にそう感じるように、糖質に依存している方も多い筈です。しかし、ここに落とし穴があります。空腹状態で砂糖が沢山含まれたお菓子を食べた場合、急激に血糖値が上昇します。人間の体は、恒常性のある生き物であり、急激に上昇した血糖値を下げようと、インスリンが分泌されます。インスリンの分泌によって、上昇した血糖値は下降し始めますが、結果低血糖に陥ることもあります。
血糖値が乱高下することで、精神的に不安定になったりイライラしたりします。
このような状態となれば、仕事にも集中できませんね。

最近はダイエットと関連して糖質制限が流行していますが、本当に糖質制限をしていい人、そうでない
人がいることも事実です。

ビタミンC

哺乳類の中でビタミンCを合成できないのは、人間とサルとモルモットだけです。ストレスがある時は特に必要な栄養素ですが、意外と十分に摂取されていません。ドーパミン、アドレナリンなど神経伝達物質の合成、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの合成に関わっており、疲れやストレスがかかった時は積極的に摂取したいですね。

水分

デスクワーク社員にとっても意外と大切なものが水分です。人間は座って仕事をしていても汗を掻くもので、知らず知らずのうちに不足していることがあります。不感蒸泄といって、何もしなくとも皮膚や呼気から水分が喪失しています。成人だと、750ml/日失われており、排泄物と合わせると2000ml/日の水分が失われています。

水分が不足すると、血液の流れが悪くなって疲れやすくなり、むくみの原因にもなります。

「喉は乾いていない」と思っても、1時間に1度など定期的に意識して水分を摂らせましょう。また、水分だけ摂取していても、体内には保持することができません。
良質なスポンジがないところに水をいくらあげてもザルのように通過してしまいます。
そのためには、日々の食生活を改善し水分保水力を維持する必要性があるのです。

デスクワーク社員の健康を守るためにできる、会社としての施策

デスクワークしている社員に必要な栄養素をご紹介してきました。しかし、これらを全部取り入れるのは難しいことです。

もっとも良いのは、社員各人が不足している栄養素を個別に摂り入れることでしょう。しかし、自分にどのような栄養素が不足しているのか知るのは、そう簡単なことではありません。

適切な栄養摂取のためには、専門家による検査やアドバイスが必須です。

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社員の健康を守りたいと考えている方は、ぜひともご相談ください。